金融機関に申し込むときに確認しておきたいポイントというものを、皆さんはご存知でしょうか?
今は消費者金融の人気ランキングサイトや比較サイトが出ているので、そちらを参考にして決めている方もいるけれども、どのような項目をチェックしながら決めていくのが良いか少し考えてみてはいかがでしょう。最も確認されている部分は金利だと思いますが、それだけ比べて決めてしまうのは良くない事で、他にも返済日やその支払い方、行なっているサービスについての比較も忘れないようにして下さい。
例えば同じ消費者金融であったとしても無利息期間を実施しているのはアコムやプロミスなどで、他では行なっていないこともあります。サイトを参考にしますとそういった情報もたくさん掲載されていますから、色々なランキングサイトをご覧になっておかれると良いでしょう。
また、キャッシングの審査が不安という方はこちらの記事をごらんください。
(キャッシングの審査が不安なあなた!審査の裏側と通りやすくなるコツを紹介!)
消費者金融の即日融資に注目
即日融資を行う事が可能になっているので、どのような条件があるのかしっかり確認しておくことも大事な事なのです。消費者金融のほとんどが即日融資に対応してくれていますが、その申し込み時間帯に気を付けるようにしましょう。
多くの場所では大体午後14時となっていますが、その消費者金融によっては指定口座を持っているだけで24時間いつでも申し込めることもあるので、しっかりチェックしておくことが大切です。これは銀行のカードローンでも同じことが言えるので、銀行を利用している方も必ずチェックしておくようにして下さい。
即日融資をどのくらいのスピードでしてくれるのか調べることも重要ですが、融資額がいくらになっているのかという部分も忘れずに。300万円までとなっているところもあれば500万円まで可能となっている場所もあるため、前もって把握しておくようにして下さい。
遅延料金についての比較も忘れないで
利息について確認している方は非常に多いけれども、遅延料金について確認している方はまだまだ少ないみたいですね。通常の金利について確認しておくことは基本ですが、遅延してしまう事も考えてしっかり遅延した時の利息についても確認が必要です。遅れずに返済できることが望ましいけれど、やむを得ない事情から遅れてしまったりする可能性もありますのでチェックして下さい。
各消費者金融の公式サイトに掲載されているのでお分かりになるかとは思いますが、もし見当たらなかった場合は直接連絡を入れてスタッフの方へお聞きするのが良いです。消費者金融は金利が高い事でも有名ですから、細かいところまでしっかり調べて把握しておくことが大事です。
消費者金融のメリットとデメリット
消費者金融と聞くと、サラ金やヤミ金といったマイナスのイメージが未だに強く残っている、という方も多いのではないでしょうか。しかし現在の消費者金融は、とても健全な貸金業者です。
確かに以前は、「グレーゾーン金利」や「過払い金」等の問題でニュースになることもありました。現在はそれらを踏まえて、大手消費者金融の多くは銀行グループの会社となっています。何か問題が起これば銀行の信用にかかわるので、現在は安心して利用できます。
近年は、目的の決まっていない少額キャッシングが、最近では主流となっています。主に銀行と消費者金融が扱っているキャッシングやカードローンについて比較して、消費者金融のメリットとデメリットを簡単にご紹介いたします。
消費者金融のメリット①審査に通りやすい
金利の差から、消費者金融は銀行よりも審査に通りやすいです。数字にすると、消費者金融は40~49%、銀行は20~35%程度の審査通過率です。およそ2倍の差があるので、確実にお金を借りる必要があるときは四の五の言えません。
消費者金融のメリット②審査スピードが早い
大手消費者金融のほとんどは、最短30分審査・即日融資が可能です。銀行カードローンの一部も早いところは増えてきていますが、確実性に欠けます。本当にお急ぎでお金を借りなければならない場合も、四の五の言えません。
消費者金融のメリット③無利息サービスがある
無利息サービスとは、初回利用時から一定期間は利息0円で借入が可能なサービスのことです。文字通り、利息が無くなるので、短期的なキャッシングの利用を考えている場合は、銀行よりもお得になる可能性があります。
消費者金融のデメリット①金利が高い
例えば、三井住友銀行カードローンの金利は年4.0~14.5%です。対して、プロミスの金利は年4.5~17.8%です。全体的に比べてみても、上限金利は3.0~4.0%ほどの差があります。短期的には大した差はありませんが、長期的には利息が安く済む方が良いですね。
大手消費者金融は上限金利が18%となっているところがほとんどですが、中小消費者金融になると上限20%のキャッシングも一般的です。ただし、20%以上の金利になる場合は違法となるので、借入先を選ぶときの1つの判断基準にしましょう。
消費者金融のデメリット②借りられる金額に制限がある
「貸金業法」が適用される消費者金融には、「総量規制」という法律で借りられる金額に制限があります。総量規制とは、年収の3分の1をこえる借入を制限する法律です。利用者を守るための法律ですが、年収が少ない場合は結構困ります。
具体例で言うと、税金の控除を気にしてアルバイトで年収102万円で調整した場合、借りられる限度額は34万円までとなります。これは、すべての借入額を合わせて1/3までなので、複数の借入先から借りようとしても、総量規制をこえると自動的に審査落ちしてしまいます。
ちなみに、銀行には銀行法という別の法律が適用されているため、総量規制の対象外となっています。そのため、年収の1/3をこえて借りることができ、およそ年収の半分程度までなら審査に通るという体験談の声が多いです。
キャッシングを利用する上での3つの注意点
初めてキャッシングを利用するとなると、知らないことがたくさんあるのはもちろんのことです。しかし何度か利用する経験があっても、教えられないと気付かないこともたくさんあります。中には他のローンに影響するものもあるので、気をつけなければいけません。
注意点①申込はなるべく1度に1社
「キャッシングの申込をした」という記録は6ヶ月も情報が残ります。これは銀行も消費者金融も同じです。審査の判断基準となる信用情報として、信用情報機関に保管されています。6か月後に自動的に削除されます。
この機関に保管された情報は、銀行も消費者金融も閲覧することができます。審査時には必ずこの情報を確認するので、「申込者が〇〇へ申し込んだ」等の記録は筒抜けです。そのため、申込件数があまりに多すぎると怪しまれます。
「こんなに一気にいくつものキャッシングに申込をして、返すアテはあるのだろうか?」と、消費者金融も困ります。その結果、リスクの方が高いと判断されてお金を借りることは難しくなります。消費者金融だけでなく、新しくローンを申し込むときも影響してしまいます。
注意点②初めから借入限度額500万円は無理
消費者金融の限度額は500万円が平均ですが、この限度額まで借りられると思ってはいけません。先ほど説明した総量規制があるように、個人が借りられる金額には限度があるからです。
また、初めての申込の場合は30~50万円までの限度額となっているケースがほとんどです。審査スピードが早い分、初回の限度額は控えめとなっています。
限度額を増額したい場合は、少なくとも半年以上利用してから、増額の申込をしましょう。増額には再度審査を受ける必要があり、信用情報が重要になります。半年以上ちゃんと借入と返済を守っていれば、それほど難しい審査ではありません。
注意点③残高は0円でもキャッシングを利用している扱いになる?
「何を言っているんだお前は」と思われるかもしれませんが、新規でローンに申し込む予定がある方は特に注意していただきたいです。なぜなら、借入残高0円でも「キャッシングを利用している」扱いになってしまうからです。
現在主流となっているカードローンのように、「借入限度額内で自由に借入と返済ができる」キャッシングは、きちんと解約をしないとずっとローン扱いになります。残高0円でも限度額が50万円なら、50万円のキャッシングを利用している扱いになります。
これは新しくローンを組む上では重大な問題です。返済が延滞等なくちゃんとできていたとしても、キャッシングとローンを合わせて年収の半分以上になりそうな場合は、要注意です。