プロミスでもどの消費者金融でも、銀行からのキャッシングを行うのにも等しく必要になるのが審査。この審査をくぐり抜けることができないと実際にATMを利用するなどしてお金を借り入れることはできません。
ここで見られる情報が主に信用情報です。どれくらいの信用を世間から、社会から受けているのか。過去に信用を損なうような行動をおこしていないか。それらの情報を専門機関から集めてその情報をもとに貸し付けを行うのが審査の主な流れです。
俗に言うブラックリストの存在など信用情報が関わってくる問題は幅広いです。これから申し込み後キャッシングを行うことを考えているあなたは、はたして借り入れることができるほどの信用情報を持っているのでしょうか。
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信用情報に傷はついていないか
はじめてのキャッシングだとするならば心配する必要はあまりありません。消費者金融からの借り入れならそれなりの収入さえ得ていれば問題なく審査が通ると考えても良いはずです。
ですがもしすでにキャッシングを過去に行っていた場合、または現在進行形で別の業者からお金を借り入れているなら、それらの情報を重点的にチェックされることを考えておかなくてはなりません。過去の借り入れで返済は遅れていないか。債務整理を行ったとすればそれからどれだけの期間を経ているのか。過去に金融トラブルを経験している人に消費者金融などが積極的な貸し付けを行うのは難しいですよね。
もしも過去に自己破産の記録が残っているならより注意が必要です。自己破産の記録は他の債務整理よりもその記録が長く残ってしまうので、またキャッシングを行うには10年ほど時間を待たなければなりません。この過去に債務整理や返済遅延の記録が残ってしまっている状況のことを、「信用情報に傷がつく」と言うのです。
その他、キャッシングに落ちるか不安という方は、こちらの記事も参考にするといいでしょう。
(キャッシングの審査が不安なあなた!審査の裏側と通りやすくなるコツを紹介!)
お金を借りるには信用が必要
実際に友人からお金を借りることを考えてください。信用が無い友人にお金を貸してくれる人はいないのではないでしょうか。「この人なら大丈夫だ」と思う人に対してはじめてお金を貸してくれるはずです。
過去に悪行の類いを繰り返している人には誰もお金を貸してくれませんよね。お金を動かすのはいつも他人の視線が絡んでくるものです。慎重にお金を動かすことを心がけておかないと人からの信用を簡単に損なってしまう危険があるのです、借りたお金を動かす時は自分のお金を動かす時より何倍も慎重さを心がけておきましょう。
「信用情報」は審査の重要な判断基準の1つ
個人と金融機関との間での取引記録全般のことを、信用情報と呼びます。これらの情報は、「信用情報機関」という金融機関とはまた別の第三者機関に記録されており、情報によって一定の間は保管されることになっています。
また、信用情報はローンやキャッシングの審査において重要な判断基準の1つです。信用情報機関に保管されている情報は閲覧が可能なので、金融機関の間では情報が筒抜けです。そのため、ある会社からお金を借りて返済が延滞した等のトラブルがあれば、審査に悪影響を及ぼしてしまいます。
トラブルを起こさないことが一番の対策になるのですが、皆さんにとってはどんな情報が残っているかわからない方が多いと思います。実はこの信用情報、個人でも調べることができるので、キャッシングへ申し込む前には積極的に情報開示の請求をするべきです。
そこで今回は、下記の2点をご紹介いたします。信用情報機関と情報開示の請求方法については、「ブラックリストの正体教えます!信用情報と3つの機関」をご参考ください。
- どのようなことが信用情報として記録されるのか
- 信用情報を消すにはどうすればいいのか
信用情報に記録されるのは大きく分けて3つの情報
キャッシングの審査における一般的な「信用情報」とは、おおよそこの通りです。
- 申込者の属性
- クレジットカードやローンの残高
- クレジットカードやローンの返済履歴
それらをより詳しく分類すると下記の3つに分けることができ、その中でもいくつかに分けることができます。現在の貸金業務はクリアな運営を目指しているので、これで気になった方は、問い合わせの電話を直接いれてオペレーターから聞いた方が早いこともあります。
①個人を特定するための本人情報
キャッシングの審査で申告する本人情報は、おおまかに下記の4つに分けられます。
- 本人について:氏名、生年月日
- 自宅について:住所、電話番号
- 勤務先について:会社名、住所、電話番号
- 書類について:運転免許証番号、その他本人確認書類の番号
キャッシングへの申し込みが初めての方に気をつけてほしいのは、勤務先の情報が比較的重要になることです。まずは申し込みの際に慌てないよう、勤務先の住所や連絡先等は事前に情報を揃えておくところから始めなければいけません。
②個人の属性に関する情報
- 契約内容について:キャッシングの契約限度額、返済状況など
- 金融事故について:返済の延滞など
契約したローンやキャッシングの具体的な内容が、この部分です。金融事故は、いわゆる「ブラックリスト」「事故情報」と呼ばれるものです。信用情報機関に保管される機関が「5~10年」ともっとも長く、審査に悪影響を及ぼす一番の原因となります。
返済の延滞は、「たまたま1日だけ期日を過ぎてしまった」程度のことが1度あったくらいなら大した問題ではありません。しかし、これが立て続けに何度もあったり、延滞が2か月以上にわたって続いてしまったりした場合は、要確認です。
③信用情報の使用履歴
- 申込について:クレジットカードやキャッシング等への申込履歴
- 契約の中止について:強制解約、自己破産など
信用情報には契約した記録だけでなく、「申込をした」記録も残ります。これが問題となるのは、短期間にいくつものキャッシングへ申し込んだ場合です。これは「多重申込」と呼ばれ、銀行や消費者金融からはリスクの高い申込者と見なされてしまうので、やらかしてしまわないように注意が必要です。
信用情報を消すにはどうすればいいの?
結論から言うと、信用情報機関に記録された情報は「月日が経つ」以外に消す方法はありません。保管期間を過ぎるまで待つしかありません。
貸金業者の中には、「ブラックでも借りられます!」等の謳い文句で利用者の足元を見てくる業者もいます。しかし、そういった借入先は総じてヤミ金に近い消費者金融です。いくらお金に困っていても、絶対に利用しないように気をつけましょう。
記録された情報の保管期間は、「6ヶ月」と「5年」の2つに分けられます。(引用:JICC「登録内容と登録期間」)
①保管期間:6ヶ月
- 申込に関する記録
クレジットカードやキャッシングへの新規申込などがこれにあたります。「この申込者は、この6ヶ月の間に〇〇にも申し込んだ」ということがわかってしまうので、短期間でいくつもの金融機関へ申し込むのは避けましょう。
②保管期間:5年
- 契約内容に関する記録
- 返済状況に関する記録
- 取引事実に関する記録
契約内容や取引記録は、基本的に5年は保管されています。ただし「5年以内」なので、5年経たずに消えている場合もあります。
取引事実は、金融事故に関する情報が主なものとなります。利用者の返済状況が著しく悪い場合に強制解約をしたり、債務整理や破産申請をした情報が記録されます。