キャッシングは消費者金融や銀行など、ジャンルだけでも様々な種類があり、どれを選べばいいのか見極めるのは難しいものです。
そこで、今回はキャッシング業者を比較する際に、注目して欲しい3つのポイントをご紹介します。金利などの数字に注目することも大切ですが、実際に利用した際にお得かどうか考えるようにしましょう。
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キャッシング業者の比較で見るべき4つのポイント
①申し込みと審査に注目!
急いでお金を借りたいという方は、まず申し込み方法と審査に注目しましょう。消費者金融や銀行カードローンではネット申し込みが広まっていますが、業者によっては即日融資に対応していない業者もあります。
また、即日融資対応と広告を打っているサイトでも、申し込み時間によっては審査が翌日以降に持ち越される場合もあります。特に銀行カードローンは営業時間が過ぎれば契約を結べないので注意が必要です。
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②無利息期間に注目!
消費者金融のキャッシングを利用しようと考えている方に注目して欲しいのが、無利息期間です。
無利息期間とは設けられている期間利息が発生しないサービスで、30日と設定している業者が多いようです。中には一定額内で最大180日間無利息期間を設けている業者もあり、利息を支払うことなく借入が可能となっています。
年単位の長期的な借入や、多額の借入を考えている方であれば、数%でも金利が安いキャッシング業者を探すことが大切ですが、短期的で比較的低い限度額での借入を予定している方であれば、無利息期間のあるキャッシングを利用した方がいいでしょう。
③申し込み条件に注目!
キャッシングには申し込み条件が設けられていることはご存知でしょうか。多くの業者が年齢と収入状況に条件を付けており、基本的に安定した収入が無ければキャッシングの審査には通りません。
また、融資の利用目的も制限されていることが多く、事業目的でのキャッシングを禁じている業者もあります。事業の運営資金などをキャッシングで調達したいという方は、事業主専用のローンを利用するといいでしょう。
④返済方法に注目!
キャッシングを利用した際には返済をしなければなりません。そのため、自分に合った返済方法が用意されているキャッシング業者を選ぶことが重要です。最近ではネット上で振込返済を終わらせることが出来る業者もあり、ネットバンキングに対応している業者が重宝されています。
また、月々の最低返済額も業者によって異なります。本当にお金に困っている時には、出来る限り最低返済額が低い業者を選ぶといいでしょう。
返済方式にも注目!
カードローンでよく見かけるのが、「残高スライドリボルビング」という返済方式です。要するにリボ払いのことですが、これは「借入残高によって毎月の返済額が変わる(スライドする)」というものです。銀行カードローンによっては「月2,000円から返済OK」というように、毎月の返済負担が軽いというメリットがあります。
一方、デメリットもあります。毎月の返済が楽になった分、その期間は長引きます。つまり、その分だけ利息を払う回数が増えるというわけです。結果、当初の予定より支払う利息の合計額が増えてしまう場合があります。そうならないためには、期日に返済するだけでなく繰り上げ返済もしなければいけません。
銀行と消費者金融のキャッシングを比較!
キャッシングを利用する際には、事前に業者ごとに比較することが大切です。各業者に特色があり、人によっておすすめのキャッシング業者は異なってきます。そのため、自分のニーズに合わせてキャッシングを選ぶことが重要なのです。
消費者金融と銀行の大きな違いは3つ。「金利」「借入限度額」「審査」に分けられます。
①金利
銀行は低金利である一方、消費者金融は高金利です。銀行の方が3.0~4.0%ほど金利が低くなっています。金利が高いとそれだけ利息が多くなってしまうので、出来る限り抑えたいところです。
金利は借入額に応じて変動するよう、「〇%~□%」というようになっています。キャッシング経験のない方は、「年収等の個人の返済能力によって金利が決まる」と思い込みがちです。そのため、数字の低い方の金利で比較して、借入先のキャッシングを決めてしまう方が後を絶ちません。
しかし実際は、契約する際の借入限度額によって金利が決まります。審査で限度額が100万円をこえない場合、適用される金利は「すべて数字の大きい上限金利」になります。銀行はおよそ14%前後、消費者金融は18%前後ですね。そのため、多くのキャッシング利用者は金利18.0%からスタートとなります。
②借入限度額
銀行は高限度額である一方、消費者金融は低限度額です。銀行の限度額は800~1,200万円程度、消費者金融は500~800万円程度です。ですが最初からこの金額を借りられるわけではありません。限度額いっぱいまで借りられるなんてことはレアケースです。
実際、初めてのキャッシングでは消費者金融で50万円程度、銀行でも100万円程度の限度額までの契約となります。こうしたキャッシングは「無担保信用融資」なので、長期間利用してある程度の信用実績があって、初めて限度額を増額することができます。
消費者金融で借りられるのは1/3まで
ただし、銀行と消費者金融では「借りられる金額」に差があります。なぜなら、総量規制という限度額に関する法律があるからです。総量規制が適用されるのは消費者金融です。この法律がある限り、消費者金融では「年収の3分の1をこえる借入は制限される」ことになります。つまり、仮に年収が300万円だとしたら、100万円が借入可能な金額になるわけです。
これは1つの借入先だけではなく、全体で3分の1までとなります。そのため、1社から借りようが3社から借りようが、年収300万円の方は100万円までしか借りることができません。パートアルバイトの方も利用しやすいのが消費者金融の良いところですが、申込の際は限度額が総量規制を超えないように気をつけてくださいね。
銀行のキャッシングは総量規制の対象外
しかし一方で、銀行からのキャッシングは3分の1の制限はない、つまり銀行は総量規制の対象外となります。明確なラインはありませんが、体験談からおよそ年収の半分までは借りられることがわかっています。
これによって助かるのは、自身の収入がほとんど無い専業主婦です。限度額は30~50万円と制限されますが、配偶者の信用情報を頼りにして借りることができます。配偶者に知られずに借りることができるので、「夫に内緒で…」という要望に合っています。
③審査
金利の差で、銀行は審査に通りづらく、対して消費者金融は審査に通りやすいです。おおよその審査通過率が、銀行は20~35%程度、消費者金融は40~49%程度となっていることからも、約2倍の差があります。
また、審査スピードも同様です。銀行は遅く、消費者金融は早い傾向があります。銀行は、金利が低く利息が少ないこともそうですが、消費者金融と比べると限度額が高めなので、やはり審査に時間がかかります。
一方、消費者金融はスピーディーな対応です。「審査最短30分」「融資1時間」「即日融資可能」等の宣伝の通り、あっという間に審査結果が出ます。大手消費者金融であれば間違いなく、その日のうちに審査結果がわかります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?キャッシングを比較する際には、ここで紹介した4つのポイントをまず見比べるようにしましょう。また、事前に借入から返済までのプランを立てておくことで、自分に適したキャッシングを選びやすくなります。
金利や限度額の違いから、銀行と消費者金融どちらが良いかは一概に言えません。借りたい金額やその期間に応じてキャッシングを選び、利息がなるべく少なく済むよう早めの全額返済を目指しましょう。