キャッシングでお金を借りた場合には利息をつけて返済するのが絶対です。
返済を滞納し続けると、利息がどんどん増えていくだけでなく、信用情報にもキズがついてブラックリストに登録されてしまいます。
キャッシングの返済が難しくなった場合には、とにかく業者へと連絡をすることが大切です。くれぐれも踏み倒そうと考えないようにしましょう。
キャッシングの返済を滞納するとデメリットが多い
キャッシングの返済を滞納すると、遅延損害金が発生して、信用情報の大きなマイナス評価に繋がるため注意が必要です。その時だけでなく、将来にも影響を及ぼすことを忘れてはいけません。
遅延損害金が発生する
キャッシングには通常の金利の他に、遅延損害金が定められています。遅延損害金は返済期日を過ぎても支払いが行われなかった際に発生するもので、消費者金融では法定金利である20.0%で定められることが多いです。
遅延損害金は通常の利息と合わせて毎日発生していくため、返済が遅れると2倍以上のスピードで利息が増えていくことになります。
数日の遅延であっても、結構な額にまで膨れ上がるため、キャッシングの返済には遅れないようにしておきましょう。
信用情報に傷がつく
一日や二日の滞納であれば、信用情報に与える影響は殆どありませんが、一週間以上滞納が続いた場合や、何度も遅延を繰り返している場合には、信用情報に返済の遅延が記録されることがあるので注意しましょう。
返済の遅延が記録に残っていると、大抵の業者は融資を嫌がるため、信用審査が必要なローンやクレジットカードが利用しづらくなります。返済の遅延記録は半年以上保持されるため、毎回の支払いには注意しておきましょう。
信用情報はキャッシングの審査に大きな影響を与えるため、評価を落とさないように細心の注意を払いましょう。その他、キャッシングの審査について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
(キャッシングの審査に落ちる人の特徴と対策!審査のカラクリ教えます!)
(キャッシングの審査基準を徹底解説!審査が不安な人は要チェック!)
契約強制解約されるとブラックリストに
キャッシングの返済を3カ月以上滞納していると、強制的に契約が解除されます。
そうなると、信用情報にも契約を解除した旨が記録され、いわゆるブラックリストと呼ばれる状態になってしまいます。
ブラックリストに登録されてしまうと、大手消費者金融や銀行の審査にはまず通りません。ブラックリストの情報は、すべての信用情報機関で共有されているため、クレジットカードなど他の審査にも影響を及ぼすので注意しましょう。
滞納者へのキャッシング業者の取り立ては厳しい?
滞納者だからといって、キャッシング業者の取り立てが特段厳しくなるわけではありません。暴力や脅迫などの違法な取り立ては法律で厳しく禁じられているため、あくまで話し合いによって返済の請求は行われます。
そのため、無視しようと思えば無視出来てしまいますが、返済の遅延が長引けば長引くほど、大きなデメリットが待っているのでお気をつけください。
契約が強制解約になると?
契約が強制解除されると、債権は保証会社などの他の業者へと回させることになります。そのため、契約が解除されたからといって、取り立てがなくなるだけでなく、違う業者が行うことになるため、借金がなくなることではないのをお忘れなく。
債権は他の金融会社は法律事務所に回されることが多く、取り立てのプロが相手となってしまうため、キャッシング業者よりかは取り立てが厳しくなることが予想されます。
取り立てを無視し続けると裁判まで発展?
キャッシングの取り立てを無視し続けると、最終的に裁判へと発展する恐れがあります。
裁判所へと告訴されてしまうと、まず出廷することが義務付けられ、無視すると強制的に法定処分が下されてしまいます。
口座や給与が差し押さえられることもあり、会社にも借金の返済を滞納していることがばれるため、キャッシングの取り立てにはすぐに対応するようにしましょう。
キャッシングの返済が難しくなった場合には連絡を
キャッシングの返済が難しくなった場合には、業者へと連絡することが重要です。返済期日までに間に合わないという方は、当日でもいいので業者へと連絡をしておくと、新たに約束日を設定してもらうことができ、約束日までの間は業者からの取り立てもありません。
また、返済自体が不可能になってしまった場合には、債務整理を専門に取り扱う弁護士へと相談することをおすすめします。
債務整理を行うことで、将来的に発生する利息を大幅にカットできるだけでなく、中には債務自体を減額できるものもあります。そのため、借金の返済が難しくなった場合には、ひとまず業者か専門家へと相談することが大切です。
キャッシングの返済まとめ
キャッシングの返済は絶対に行う必要がありますが、万が一返済が難しいという場合には、業者や弁護士へと相談することをおすすめします。
業者に返済が難しい旨を伝えておくと、期日など待ってもらえる可能性もあるため、返済に困ったからといって踏み倒そうとするのはやめましょう。
また、キャッシングには一応5年間という時効が設定されていますが、時効が成立する条件は難しく、現実的ではないのでおすすめはしません。
滞納しても借りられる業者はいるのか?
結論から言うと、あったとしてもそこからお金を借りることはおすすめしません。理由は2つあります。
理由①あったとしても中小消費者金融しかない
まず基本的に、返済滞納がある利用者を審査で通すキャッシング会社は大手にはほぼありません。ところが中小消費者金融は審査基準が大手よりも甘いため、滞納していても審査に通るケースがあります。
「良いじゃん借りられるんだから」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、中小消費者金融には悪質なヤミ金も混じっています。
大手消費者金融はそのほとんどが銀行グループの業者ですが、中小消費者金融はそうではありません。中には、他社の貸金業者番号をコピーして優良な業者を騙っていることもあるので、利用しないことが一番の対策になります。
理由②中小消費者金融は大手よりも金利が高い
また、中小消費者金融は大手よりも金利が高いです。具体的には、大手が3.0~18.0%だったら、中小は7.0~20.0%ほどあります。
ただでさえ返済滞納しているのに、さらに金利の高いキャッシングを利用してしまったら、借金の悪循環になってしまいます。
金利が高いということはそれだけ、返済を滞納すればするほどすぐに利息がたまっていきます。せっかく借りることができても、今より利息が増えてしまっては本末転倒です。
そんな時は、借入先を増やす以外の解決策を考えなければいけません。
返済が困難になりそうな時は
キャッシングを利用されている方によって、その返済状況はさまざまです。ですので、2パターンの解決策をご提案します。ご自身の収入だけでなんとかなりそうな場合と、どうにもならなそうな場合に分けられます。
パターン①自分でどうにかできそうな場合
ご自身の収入でどうにかできそうだなと感じていらっしゃる場合は、借り換えローンやおまとめローンを利用してみてはいかがでしょうか。
名前の通り、これらのローンは今現在利用しているローンを一時的に立て替えて、借入先を変えることができるキャッシングです。
最大のメリットは、やはり金利が低くなることです。これまで金利年18.0%で借りていたとしたら、15.0%以下に変えることができます。
ただしこれもキャッシングの1つなので、利用するためには審査に通る必要があります。返済延滞があまりにも多い場合は、審査に通るのは難しいでしょう。
パターン②自分ではどうにかできそうにない場合
ご自身の収入では利息も返せない、すでに返済の延滞をしすぎてしまってブラックになってしまった。このような場合は、もはやキャッシングの力ではどうにもできない方が多いです。
そのような場合は、法の力をかりて債務整理を検討しましょう。弁護士に相談すれば、借りているお金の金利をカットすることができたり、返済額を減らすことができます。
弁護士への相談は無料で行っている法律相談事務所が多く、基本的に成果報酬です。返済できないと判断したら利息が膨らまない早いうちに、法律相談事務所へ電話することを強くすすめます。