キャッシングの返済で利息を大幅に抑えるには、随時返済を積極的に行い、早期完済することが第一です。消費者金融の無利息期間も非常におすすめで、短期間で完済すれば利息を支払うことなく完済できます。
キャッシング利息を抑えるには随時返済がおすすめ!
キャッシングの利息は、毎月の約定日に発生する仕組みが多いため、約定日の前に元金を出来る限り減らすことでお得になります。そのため、約定日以外の随時返済が非常に重要となるのです。
随時返済とは?
随時返済とは約定返済以外で行われる返済のことで、直接元金を減らすことができます。業者によっては任意返済と表現されることもありますが、約定返済以外の返済方式を指していると考えておくといいでしょう。
随時返済は任意で行う返済なため、引き落としではなく振込返済が基本となります。ATM等を利用すると手数料が発生する場合もあり、カットされる利息よりも高くなってしまう可能性もあるため、随時返済をATMから行う場合には、まとまった金額を支払うことをおすすめしています。
約定返済との違いは?
約定返済とは毎月設定した日に行う返済のことで、まずは発生した利息分に充てられ、残った返済額が元金の返済に充てられます。たとえば、約定返済で1万円支払ったとしても、その月に発生した利息が4000円あれば、6000円しか元金は減りません。
借金を返済する際には、まずは利息を支払うことが原則なので、約定返済方式は非常に理に適っていますが、支払った金額の殆どが利息に消える状態では、なかなか借金を返し終わりません。返済額の半分以上利息に消えている状態の方などは、一度返済プランを見直した方がいいかもしれません。
随時返済をするメリット
随時返済は約定返済とは違い、返済した金額がすべて元金に充てられます。元金を早めに減らすことが出来れば、約定日に発生する利息も少なくできます。
約定日に多めに支払おうと考えている方は、前もって随時返済をしておくことで利息を抑えることができ、利息を抑えられたら約定返済でも元金が多く減るという好循環が待っています。
消費者金融の無利息期間を積極的に活用しよう!
利息を安くしたいのであれば、消費者金融の無利息期間を利用してもいいでしょう。無利息期間とはその名の通り利息が発生しない期間のことで、無利息期間中に完済すれば利息を支払わずに済みます。
また、数カ月にわたって返済する場合でも、無利息期間があるとトータルで発生する利息を大幅に抑えられます。
実際に無利息期間のキャッシングを利用してみると?
実際に無利息期間のあるキャッシングを利用してみると、通常のキャッシングと比べてどの程度得するのでしょうか。金利18.0%のキャッシングで10万円借りた場合に発生する利息で考えてみましょう。
無利息期間が無ければ「10万円×18%÷365日×30日=1.479円」となり、一カ月10万円を借りた場合には1479円の利息が発生します。無利息期間のあるキャッシングであれば、この1479円の利息がカットされるだけでなく、1479円分元金を多く減らせることになるので、翌月発生する利息もどんどん減らしていけるのです。
金利の差にもよりますが、3カ月程度の返済を考えている方であれば、銀行カードローンを利用するよりも、無利息期間のある消費者金融の方が利息は安くなるようです。
随時返済と無利息まとめ
キャッシングの利息を抑えるためには、随時返済を意識して、無利息期間を有効活用すると良いです。最近では銀行カードローンの中でも、利息キャッシュバックキャンペーンを行う業者が増えており、支払った利息がそのまま返ってくるので大変お得となっております。
キャッシングを利用する際には、ただ金利を気にするのではなく、実際に支払う利息を前もって計算しておくといいでしょう。キャッシングは金利だけでなく、審査や返済など他の機能も大切です。キャッシングの審査について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
(キャッシングの審査に落ちる人の特徴と対策!審査のカラクリ教えます!)
キャッシングを金利で比較する際の注意
大前提にはなりますが、利息を抑えるためには金利の低いキャッシングを利用することが一番の近道です。適用される金利が低ければ低いほど、毎月の返済に上乗せされる利息を抑えることができることは、皆さんもご存じでしょう。
限度額によって決まる金利
ところで皆さんは「〇%~□%」と表示されている金額が、どの時点で決まるかご存じでしょうか。申込者の職業や年収で決まるわけではありません。答えは、キャッシングを契約したときの借入限度額です。限度額に応じて金利が決まります。
実は、利息制限法という法律で金利の上限は下記のように決まっています。
100万円以下のキャッシングだと金利は変わらない!
上の表を見れば分かると思いますが、借入限度額が100万円以上にならないと、金利は変わりません。「〇%~□%」と表示されていても、数字の大きい上限金利しか適用されないのです。これは銀行カードローンも消費者金融も同じです。
そのため、例えば「3.0%~18.0%」と「4.5%~17.8%」の2つのキャッシングがあったとしても、限度額が100万円をこえなければ「18.0%」と「17.8%」になります。そのため、利息はほとんど変わりません。
金利を見比べるときは、上限金利で比較するように気をつけましょう!
100万円以上の限度額にするためには信用実績が必要
「それなら限度額を100万円以上にして申し込めばいいんじゃないの?」と賢い方は思うでしょう。しかし、最初から限度額100万円以上で借りられることは滅多にありません。高額のキャッシングは、一定期間以上の信用実績がないと難しいからです。
消費者金融を例にすると、初めの申込で審査に通る借入限度額は30~50万円程度です。そこから限度額を引き上げるためには、半年以上の信用実績をつくらなければいけません。なぜなら、限度額増額にも審査があるからです。
通常の審査よりも信用が重要になります。契約してから増額審査までの間に、返済延滞がないことはもちろん。キャッシング以外のクレジットカード等でも金融事故になるようなことはなかったかどうか、信用情報機関を通じて念入りに審査が行われます。
遅延損害金は上限金利よりも利息が高い!
約定返済の期日には、最低返済額以上の金額を振り込まなければいけません。しかし、もしなんらかの理由で返済できなかった場合、遅延損害金が請求されます。請求と聞くと重々しく感じるかもしれませんが、利息が高いという意味では結構重いです。
例えば、上限金利18.0%の消費者金融の場合、遅延損害金は20.0%の利息がかかります。期日を過ぎた日数分だけ、返済額の利息が増します。1日や2日程度なら大した金額ではありませんが、これが1ヶ月以上となると大変です。
返済の延滞は信用情報にも悪影響を及ぼす
利息の話から少し脱線しますが、返済の延滞をすると信用情報にキズが残ります。数日の延滞が1回ある程度ではあまり問題ないですが、それが何回もあったり、2か月以上延滞していたりすると、金融事故情報として記録されます。
それらの情報は、返済期間中はもちろん全額返済後も5年間記録されます。こうなると、あらゆるクレジットカードやローンの審査に悪影響を及ぼします。当然ながら、限度額増額の審査も通るのは難しくなるので、利息を抑えたいなら気をつける必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、利息を抑える方法と、利息を決める金利と限度額についてご紹介いたしました。
利息を抑えるには、初めから金利の低いキャッシングに申し込むのが一番手っ取り早いです。しかし、サービスによっては無利息で借りることができたり、随時返済を活用することで支払利息を抑えたりすることができます。
最初にキャッシングを選ぶときは、金利の数字に騙されないように気をつけて申し込んでください。利息を抑えるために限度額を引き上げたいなら、返済の延滞は絶対しないようにしてくださいね。