キャッシングの審査に何度も落ちて困っているという方、まだ受けていないけど通るか不安…という方はいませんか?
審査は内容と落ちる理由を正しく理解していなければ、何度申込んでも審査に落ち続けてしまいます。逆に、どうすれば審査に通るのか理解しておけば、正しい対策を練ることで、キャッシングの審査は簡単に通ることができます。
そこで、今回は①キャッシングの審査の基準・内容、②審査に落ちる主な理由の紹介と、③審査に通りやすくするコツ、④既に落ちてしまったときの対策法を順に紹介していきます!
過去にローンを利用したことがある方や、現時点で他社からの借入のある方は、審査に通るのも難しくなるので特に参考にしてください。
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キャッシング審査は決して甘くない!
「キャッシングの審査は甘い!」などと書かれたWeb記事を良く見ますが、これは真っ赤な嘘です。
キャッシングは担保や保証人も必要ない代わりに、審査の際には申し込み者の情報を隅々までチェックします。何も知らない相手にお金を貸していたのでは、キャッシング業者はすぐに破産してしまうでしょう。
キャッシング審査を甘く見ていると、いつまでも通過することができません。基準や内容を理解し、合格できるように努力することが大切です。
実際のキャッシング審査では半分以上落ちてしまう
大手消費者金融3社(プロミス・アコム・アイフル)は、自社の審査通過率を公開しています。そのデータによると、新規でキャッシングに申し込んだ人のうち、半分以上が審査に落とされていることが分かります。
消費者金融よりも審査が厳しいと言われている銀行カードローンでは、更に審査通過率は低くなることが予想されます。こうして数字を見ると、キャッシングの審査が甘いというのは間違いであることが分かります。
大手消費者金融や銀行カードローンの審査に受かるか不安という方には、通過率の高い中小消費者金融への申し込みをおすすめします。
こちらの記事で優良な中小業者をまとめてあるので、ぜひご覧ください!
ネットの「審査が甘い」という情報はあてになる?本当に甘いおすすめカードローンを紹介
キャッシングの審査の流れを紹介!基準はズバリ「返済が可能かどうか」
キャッシングの審査基準は、返済が確実に行われるかどうかに尽きます。
これを見極めるために、各キャッシング業者は様々な審査工程を用意しているのです。
そのため、自分が審査に通るかどうか不安という方は、お金を貸す側から見て信頼できる状況かどうか見極めることが大切です。
キャッシングの審査では、申し込み者の性格などは一切関係なく、あくまで第三者目線から信用度を測ります。そのため、キャッシングの審査では、3工程の審査によって独自の基準を設けています。
ここからは、それぞれのフェーズでおこなわれる審査の内容について解説します。
1.属性審査
申し込み情報を基に、申し込み者をスコアリングする審査です。簡単に言えば、「問題なくキャッシングの返済金を準備できる人間か」の判別をする審査です。
詳しくは後述しますが、属性審査では収入の安定性と収入額が返済に足るかを中心に見られます。
2.信用審査
属性とは別に、申し込み者がキャッシング等の金融サービスをどう利用してきたかを審査するのが信用審査です。
過去の利用状況や他社からの借り入れ状況を判断し、「しっかり期限内に返済してくれる人間か」という判別をします。
属性審査と信用審査に通過すれば、キャッシング審査には「仮合格」となります。
3.書類審査
書類審査は、属性審査・信用審査で使った申し込み情報に誤りがないかを調べる審査です。
身分証明書をはじめ、書類を提出しなければならないので、事前に準備をしておきましょう。
書類審査で審査に落ちる人は意外と多い?
「書類審査」は申し込み情報に誤りがないか確かめるものでですが、意外と書類審査に落ちてしまう方は多いので甘く見てはいけません。
書類審査では、基本的に身分証明書の提出と、利用限度額に応じて収入証明書の提出が求められます。
【身分証明書として認められるもの】
認められるもの | 認められないもの |
・運転免許証 ・健康保険証 ・パスポート ・学生証 ・マイナンバー ・住民票(半年以内) |
・会員カード ・クレジットカード ・公共料金支払い伝票 ・年金手帳 ・住民票(半年以上前のもの) |
書類提出でありがちな失敗
書類審査では、申し込み情報と提出書類の情報が違うと審査に落ちる可能性があります。
引っ越したばかりの方や、運転免許証など長い間更新していなかった方は、現住所と表記が異なる可能性があるので注意しましょう。
たかが、表記の違いと思われるかもしれませんが、実際のキャッシング審査でも、住所の確認ミスによって、同姓同名の違う人の信用情報で審査が行われてしまう事故も発生しています。
そういったこともあり、キャッシング業者は住所の確認にはうるさいので気をつけましょう。
審査の結果次第では収入証明書が必要になることも!
消費者金融であれば50万円、大手銀行であれば300万円以上の限度額から、収入証明書の提出が求められます。
しかし、中にはそれよりも低い限度額でも、収入証明書の提出が求められることもあります。
特に、属性審査や信用審査で、評価があまりよくなかった場合には求められる可能性は高いでしょう。
急いでいる方など、どうしても収入証明書の提出を避けたい方は、初めから低い限度額で申し込みをするといいでしょう。
キャッシング審査に落ちる理由は「分からない」
キャッシングの審査に落ちる理由は、厳密にいえば分かりません。
キャッシング業者に問い合わせてみても、絶対に審査に落ちた理由を教えてくれることはないので、分からないというのが正しい答えなのです。
たとえば、借金をすでに何百万円も抱えて居たり、過去に何度も踏み倒しをしたりしている方であれば、審査に落ちた理由は大体予想がつきます。
しかし、キャッシングの審査に落ちて悩んでいる方の多くが、一見すると何の問題もない方たちばかりで、なぜ審査に落ちてしまったのか分からないまま困っています。そういった方に、審査に落ちた理由を断言することは出来ないのです。
中には、全く同じ条件の会社の同期と、一緒のキャッシングに申し込んだのに、自分だけ審査に落ちてしまったという方もいます。
それでは、どうして同じような条件でも、審査に通る人と落ちる人が生まれてしまうのでしょうか。
キャッシング審査の基準が分からない理由
現代のキャッシング審査では、まずコンピューターが自動的に審査を行い、最終的な決定を人間が下します。最後に人間の手が加わる限り、すべての審査が公平に行われることはありません。
たとえば、業績ノルマに届いていない担当者が審査を行った場合、多少リスクがあっても売り上げを稼ぐために審査に通すことは大いに考えられます。逆に、貸し倒れ案件が増加している業者であれば、社内で審査の基準を厳しくするように徹底されていることもあるでしょう。
そのため、全く同じ条件であっても、審査に通る人と落ちる人が生まれ、ますますキャッシング審査は謎に包まれていくのです。
しかし、このような理由から、キャッシングの審査に落ちる理由は分からないと知っておけば、審査に落ちたからといって必要以上に落ち込むこともなく、絶対に審査に通らないわけではないことが分かります。
キャッシング審査で見られるポイントは?
審査がどのようにおこなわれているかは各社非公開ではありますが、どの業者も①属性②信用情報の2点を重視します。この2つのポイントをおさえた上で審査申込みをするのが理想的です。
属性は大きく4つのカテゴリに分類される
属性とは、審査申込み者の人物タイプのことです。申込み項目に記入した情報は、以下の4つのカテゴリに振り分けられ属性が判断されます。
- 本人情報(年齢・収入など)
- 勤務先(業種・規模・勤続年数など)
- 住居(同居人の有無など)
- 取引実績(過去のキャッシング利用状況・他社の借入情報)
こうした情報で申し込み者の特性を分析し、採点をしてグルーピングされます。これをキャッシング業界では属性スコアリングシステムといいます。
さまざまな情報の中でも、本人の収入と取引実績の中の他社借入情報が審査の結果を大きく左右します。
まず安定した収入がなければキャッシングの返済ができないので、一定以上の収入は審査申込みに必須です。もし収入が少なければ、もし審査に通過したとしても利用限度額は少額に制限されてしまいます。また、銀行カードローンは収入だけで利用限度額は決まりませんが、プロミスのような消費者金融は限度額を年収の3分の1と定めているので、収入額がダイレクトに審査に響きます。
他社借入情報とは、他社借入件数と他社借入額のことです。他社にカードローンかキャッシングなどの無担保ローン(カー・住宅ローン等は含まず)を借り入れている場合、審査に通過しづらくなります。特に重視されるのは件数のほうで、後述しますが5社以上の借入がある場合ほとんどのキャッシング審査で落ちてしまいます。
最近ではJICCとCICを繫なぐ「FINE」や、すべての信用情報機関を繫なぐ「CRIN」など、信用情報機関のネットワークも進化したため、クレジットカードや銀行の各種ローンの利用履歴も、キャッシングの審査ではチェックされるようになっています。
収入は安定性があるほど有利
属性審査では、もちろん収入が高ければ評価も上がりますが、安定性も高く評価されます。
現在のキャッシングの返済は基本的にリボ払いなので、毎月確実に最低返済額を支払うことが出来る顧客が優遇されるのです。
そのため、自営業で稼いでいる方よりも、公務員の方が審査属性の評価が高くなるケースが多いです。安定性という観点からも、フリーターなどの非正規社員は審査に通るのが難しくなります。
働き盛りの入り口が審査では有利に?
審査属性は年齢によっても分類されます。年齢での評価は極めて単純で、将来的な安定した収入が望める年代ほど評価は上がります。
意外かもしれませんが、若い20代よりも働き盛りの入り口である30代の方が評価は高い傾向にあります。20代は離職率も高いため、属性審査では不利に働くようです。
また、年齢による評価は雇用形態によっても大きく変わり、フリーターなどの非正規社員であれば、若ければ若いほど評価は高くなります。
信用情報はローン・クレジットの利用履歴を主に見られる
属性よりも重要な審査基準が、信用情報と呼ばれるものです。こちらはローン・クレジット等の金融サービスの利用履歴のことで、主に過去に返済の延滞などのルール違反がどれだけあったかがチェックされます。
信用情報は信用情報機関が様々な金融機関から取り寄せて保管しています。金融機関が審査を行う際にはこの信用情報を取り寄せることで、正確に顧客の情報を把握することができるというわけです。
キャッシングの審査では、必ず信用情報がチェックされます。そして信用情報の評価が低ければ審査に落ちる可能性は高くなります。
たとえ十分な年収があったとしても、信用情報に悪い記録が付いていれば審査に通過することはまずありません。キャッシング審査に落ちる方のほとんどが、何らかの要因で信用情報にキズが付いてことが理由で不通過になっていると言われています。
キャッシング審査に通らない主な理由TOP4を紹介
キャッシングの審査は誰でも通ると思っているかもしれませんが、意外と落ちてしまう人が多いのは前述の通りです。
人によってキャッシングの審査に通らない理由は異なりますが、今から紹介する4つの要因が多い審査落ちの理由だと言われています。
まずはこの4つの項目を自分に照らし合わせ、審査の申し込み前に改善するようにしましょう。
この記事で紹介する理由に心当たりがある方は、改善すれば審査に通る可能性が高いので、ぜひこの記事をお役立てください。
ここからはキャッシング審査に落ちる主な理由と、対策法を紹介していきます。
1.信用情報に傷がついている
信用情報には、いつ・どこで・誰が・どれくらいお金を借りたのか正確に記録が残されています。そのため過去に返済の延滞をしたことや、債務整理を行ったことも、キャッシング業者には知られてしまうのです。
信用情報に傷がつく主な理由として考えられるのが、債務整理と返済の遅延です。
債務整理とは現在抱えている借金を、弁護士の助けや法的手続きによって軽減するものです。しかし債務整理を行うと正しく返済がされなかったとして、信用情報に記録が残ってしまいます。こういったデメリットがなければ、お金を借りた人がみんな債務整理をしてしまうため、仕方のない制度といえます。
また3カ月以上の返済の遅延があった場合にも、事故情報(金融事故)として信用情報に記録されます。数日の延滞でも、回数が増えると信用情報に記録される危険性があるので注意が必要です。
信用情報に傷がついてしまうと、情報が消えるまで信用審査に通らなくなるため、キャッシングの返済には気をつけなくてはいけません。金融機関によっては事故情報が1つでもあれば審査の対象外となってしまいます。
長期延滞・債務整理の詳しい内容とペナルティについて
金融事故が起こる主な原因である、長期延滞と債務整理とはどのようなものでしょうか。
まず、長期延滞はクレジットカードやローン、奨学金、電話料金の支払いが2ヶ月以上遅れている状態を指します。信用情報に長期延滞の情報が登録された場合、延滞中にキャッシング審査に通ることはまずありません。たとえ長期延滞を解消したとしても、そこから最大5年間、最低でも1年間は延滞情報は消えず、審査は不利になります。
次に債務整理ですが、こちらは法的に借金を減額・免除してもらう手続きのことで、破産手続きや民事再生などが当てはまります。債務整理を一度おこなうと、最低でも5年、最大10年は信用情報に事故が登録されてしまいます。
この2つは故意でなくても起こりがちな金融事故なので、十分注意しましょう。
短期間で複数回申し込みをしていると危ない
半年の間でキャッシングに複数回申し込みをすると「申し込みブラック」として、信用情報に記録されるので気をつけましょう。
短期間の間にいくつもの業者に申し込みをしていると、よっぽどお金に困っているか、不正利用を考えているかと怪しまれてしまうからです。
申し込みブラックになると、返済リスクが高いとみなされて一気に審査に通らなくなってしまいます。そのためキャッシングの審査に一度落ちてしまった際には、半年程度期間を空けて次の申し込みを行いましょう。
信用情報から事故情報が消えるまでの期間
信用情報に事故情報が記録されても、一定期間経てば情報は消されるようになっています。一度のミスで一生融資を受けられなくなっては、今後の人生に与える影響が大きすぎるからです。しかし事故情報の場合、最低でも5年間は記録が残ってしまいます。事故情報が残っている期間はかなり不便なので、記録を残さないことに越したことはありません。
また返済の延滞が原因で事故情報が記録された場合、完済されない限り事故情報は残ったままになるので注意しましょう。踏み倒そうとして返済から逃げていると、一生信用審査には通らなくなってしまいます。申し込み情報に誤りがあると、審査に落とされてしまうので注意しましょう。
主な5つの金融事故をまとめておくので、参考にしてください!
事故の種類 | 事故の状態について | 予想されるペナルティ |
長期延滞 | カードやローンの支払いなどを2~3ヶ月滞納している状態。 | 延滞解消から1~5年は信用情報に傷がついた状態に |
債務整理 | 債務整理(過払い金請求、任意整理、民事再生、自己破産)を過去に実施。 | 実施から5~10年は信用情報に傷がついた状態に |
代位決済 | カードやローンの支払いなどを自身で払えず、保証会社などに支払ってもらうこと。 | 実施から最低5年は信用情報に傷がついた状態に |
強制解約 | カードやローンの利用を、延滞や規約違反によって打ちきられた状態。 | 実施から最低5年は信用情報に傷がついた状態に |
申し込みブラック | 半年間に複数数回キャッシングを申し込み。 | 実施から半年は信用情報に傷がついた状態に |
携帯料金・奨学金は信用情報に記録が残る可能性大?
公共料金とは違って、携帯料金や奨学金の支払いを延滞した場合、信用情報に記録が残る可能性があります。
最近の携帯会社では、機種代を毎月の支払いと合わせて分割払いする方法が増えていますが、分割払いの場合、携帯会社が保証会社を用意しているはずです。
保証会社とは万が一返済が行われなかった際に、債権を買い取って、代わりに取り立てを代行する会社のことです。保証会社は信用情報機関に加盟しているため、返済の遅延があった場合には、保証会社が信用情報へ記録する可能性があります。
また、奨学金でも、最近では信用情報機関へと加盟する団体が増えており、返済が滞った場合には信用情報に記録が残ります。
その他に、賃貸物件の契約など、保証会社が間に入る場合には信用情報に記録が残る可能性があることを覚えておきましょう。
ホワイト属性も注意しましょう
ホワイト属性はブラックリストと同様に、業界内で用いられる用語で、信用情報に全く記録が残っていない顧客を指します。
20代など若いホワイト属性の方であれば、審査が不利に働くことはありませんが、40代を超えたホワイト属性であれば、キャッシング業者から不審に思われる可能性があります。
ブラックリストに登録されて、十年間何もローン商品を使わなかったという場合にも、すべての記録が消えてホワイト属性になってしまうからです。
そのため、今はキャッシングやクレジットカードが必要ないという方でも、将来のことを考えて、無理にでも機会を作って利用しておくといいかもしれません。
返済の遅延があれば融資は難しい?
信用情報にはあらゆるローンの返済情報も記録されています。そのため、返済の遅延があった場合には、後々のローン審査にも影響を及ぼします。
数日の遅れであれば、キャッシング業者に連絡さえしておけば大丈夫ですが、返済の遅延が一カ月を超える長期に渡ったり、業者からの取り立てを無視したりすると、信用情報に記録されてしまうので注意しましょう。
ブラックでは大手キャッシング業者の審査には通りません
悪質な返済遅延や、債務整理などを行って借金の減額をした場合には、キャッシング業者側に一方的な損失を与えたとして、金融事故情報が信用情報に記録されます。
事故情報のある顧客のことを、キャッシング業界では「ブラック」や「ブラックリスト」と呼び、ブラック相手には融資を行わない業者が大半です。
特に、大手消費者金融業者は、銀行並みに低金利で融資を行っているため、ブラックなどのリスクの高い顧客は審査に通りません。
ブラックになると、キャッシングやクレジットカードなど、大手の審査には通らなくなると覚えておきましょう。
「ブラックOK」は闇金業者の可能性大!
街中の電柱や投げ込みチラシを見ると、「ブラックOK」と宣伝している業者を見かけることがあります。しかし、「ブラックOK」と言っている業者の大半は闇金業者なので、利用してはいけません。
闇金業者は、どこの審査も通らなくなった人を騙し、違法な金利で貸し付けを行い、あらゆる手段を使ってでもお金を回収しようとしてきます。
闇金を一度でも利用してしまうと、経済的にも精神的にも追い込まれることになります。万が一、闇金に騙されてしまったという方は、すぐに警察と弁護士へと相談しましょう。
2.申し込み条件を満たしていない
キャッシング業者が設定する申し込み条件を満たしていなければ審査には通りません。
多くのキャッシング業者では、年齢と収入状況に条件を設定しています。
年齢であれば満20歳~65歳未満で上限を設けている業者が多く、未成年や65歳以上の方は申し込みできません。
また継続的に安定した収入がなければ、基本的に融資は行われないため、収入のない方はキャッシングの利用は諦めた方がいいでしょう。
キャッシング業者によって申し込み条件は異なるため、申し込み前に確認しておくことが大切です。
ちなみにプロミスでは以下の申し込み条件が設定されています。
- 満18歳以上で満74歳以下の方※
- 本人に安定した収入のある方
※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
※収入が年金のみの方はお申込いただけません。
本人に収入があれば、パートやアルバイトの方でも利用できるようになっています。
専業主婦でも審査に通る?
プロミスは原則的に専業主婦では審査に通りません。
パートなど本人に収入のある主婦であれば審査に通りますが、自身に収入のない専業主婦では融資を行っていないのです。
専業主婦が消費者金融を利用する場合、配偶者の同意書や配偶者の収入を証明書類を提出しなければなりません。また中には配偶者に内緒で申し込むケースもあり、融資を行ったあとにトラブルに発展することもあります。
このように通常のキャッシングよりも、手間がかかりリスクがあるという理由から、プロミスのような大手消費者金融では専業主婦に融資を行っていないのです。
しかし法律的には専業主婦の方でも消費者金融を利用することができます。どうしてもプロミスを利用したいという方は、一度相談してみるといいでしょう。
3.他社借入額が総量規制を超えている
他社からの借り入れ総額を含めて、年収の1/3を超えている方は融資を受けることができません。消費者金融を規制する貸金業法では、総量規制というルールが定められています。
総量規制では年収の1/3を超えてしまう貸付が禁じられているのです。
そのため、すでに他社からの借入額が年収の1/3に迫っている方は、消費者金融の審査には通らなくなってしまいます。また、他社からの借入がある時点で、キャッシングの審査には通りにくくなるので注意しましょう。
キャッシング・カードローンの借り入れが5社以上ある場合は特に注意!
前述の通り、他社から複数の借り入れがある時点で新規のキャッシング審査は不利となります。ただ、何社から同時に借り入れをおこなうと審査落ちかの基準は業者によって異なるので、2、3社程度であれば審査に通ってしまうこともあります。
ただ、借り入れが半年以内に5社以上ある場合は、どの金融機関でもキャッシング審査に通る可能性はほぼなくなります。新規でキャッシング借り入れをおこなう際は最低でも半年~1年は期間を空けるか、最低限の金額を借り入れるように心がけましょう。
銀行カードローンなら総量規制対象外!
銀行カードローンであれば、総量規制対象外で融資を受けることができます。そのため年収の1/3を超える貸付も可能です。
総量規制は貸金業法で定められているルールです。銀行は銀行法を基準に運営しているので、総量規制は対象外となるのです。
おまとめローンや借り換えなども、銀行カードローンであれば比較的簡単に審査に通ります。すでに借金を抱えている方は銀行カードローンを利用するといいでしょう。
4.キャッシング会社が定める独自の基準に引っ掛かった
キャッシングの審査では、業者ごとに独自の基準を設けているので、万が一引っかかってしまうと審査に通らない恐れがあります。
パートやアルバイトなど非正規社員でもキャッシングの審査には通りますが、業者によっては審査に落とされる可能性もあります。
また時期によってはキャッシングの審査基準が厳しくなったり、甘くなったりします。大手消費者金融であれば、キャッシングの審査通過率を公表しているので、申し込み前に調べてみるといいでしょう。
時期や担当者によって審査基準は変わる?
キャッシングの審査は、最終的に人間が合否を決定しているため、申込んだ時期や担当者によって審査基準も異なります。
最近のキャッシングでは途中まで機械が自動的に審査を行っていますが、最後は担当者が融資を行うかどうか決断します。
たとえば貸付ノルマを達成している担当者であれば、貸付リスクを恐れて融資は慎重になるでしょう。逆に貸付ノルマを達成していない担当者であれば、多少リスクがあっても積極的に融資を行います。
もちろん申し込むときに担当者の性格や状況など見極めることはできません。しかしキャッシングの審査基準は明確に決められているわけではないということは覚えておきましょう。
全く同じ条件の二人が同じキャッシング業者に申し込んだとしても、片方は審査に通って片方は審査に落ちてしまうこともあるのです。
審査落ちの原因かも知れないポイントを紹介
上記で挙げた5つの理由は、キャッシング審査に落ちた多くの方に当てはまります。申し込み前だけれど1個でも当てはまるという方や、既に審査に落ちたという方は、優先的に改善していきましょう。
これら5つの他に、必ずしも審査に落ちるわけではないが、不利に働く要素というものがあります。業者はキャッシング審査の内容を公開していないので、どこが審査落ちの原因かを判断するのは難しいです。
実際は審査落ちの原因ではない部分を「このせいで審査に落ちた」と決めつけてしまうのは危険なので、まずは報告例の多い上記5つの要素をチェック・改善して、その後に以下の要素を確認していくと効率が良いですよ!
短期の延滞記録がある
長期延滞は2ヶ月以上の支払い滞納を指しますが、それ以下の期間(銀行や貸金業者が延滞と判断する最短期間)の延滞もキャッシング審査に落ちる原因になり得ます。特に銀行は信用を重要視するので審査が厳しく、過去に2~3日の支払い遅れがあっても落とすことがあるようです。
業者によって差のある部分ではありますが、期間に関わらず過去に1度でも延滞があった時点で審査通過の確率は少なからず下がっていると考えたほうが良いでしょう。
申し込み時に嘘をつく
申し込み内容に虚偽があっても、審査側が100%気付くとは限りませんから、それが原因で落ちたとは言い切れません。
ただ、キャッシングの申し込み内容は嘘をつかれないように対策をしていますし、業者は個人の信用情報を確認できるので、嘘を突き通すのは至難の業です。道徳的にも当然よくないことですし、どれだけ収入がある方でも虚偽が発覚した時点で間違いなく審査に落ちてしまいます。
また前述の通り、例え故意ではなくても、名前の漢字、フリガナを間違える、電話番号を間違えるといったミスも審査落ちにつながるので、しっかり確認をしましょう。
職場での勤続期間が短い
新入社員・転職者で、今の職場の勤務期間が短いことも審査落ちの原因になり得ます。
これも業者によって判断が異なりますが、勤務期間が1年に満たない場合は不安定と判断され、審査通過が難しくなります。ただ、勤続期間が短くてもパート・アルバイトよりは正社員のほうが審査に通りやすいようです。
頻繁に引っ越しをしている・引っ越しをしたばかりだ
引っ越しをしてこれから新しい環境で暮らすという場合は、予想外の出費がかかってしまいがちです。そのため、キャッシング審査にもマイナスに働きそうですが、引っ越しが原因で審査に落ちることはまずありません。
ただ、あまりに不審な事情(決まった期間で必ず引っ越しをしているなど)があれば審査落ちの原因になり得るので要注意です。
また、一般的にキャッシング審査は一人暮らしよりも実家暮らしのほうが通りやすいと言われています。なぜなら、返済できない事態に陥った場合、同居人がいれば異変に気付きやすいですし、肩代わりもお願いしやすいからです。
独身は金融業者にとって借り逃げ・踏み倒しのリスクが最も大きな顧客タイプとなります。ただ既婚者の場合も、子どもの養育費の支払いによって返済能力が下がるので、金融業者は警戒しがちです。「収入があり、信用情報がきれいな実家住みの独身」がキャッシング審査を受けるには理想的なステータスではありますが、こうしたステータスはそこまで結果を左右するわけではありません。
現役の学生は審査に通る?
キャッシング審査では、「学生」という肩書だけで落とすことはありません。学生でも成年で安定した収入があれば、パート・アルバイトと同じくらいの経済力だと見なされます。
ただ、場合によっては連帯保証人(主に保護者)が必要となる、利用限度額は10万円程度の少額に設定されるといった制約があります。
収入が年金のみの場合
収入が年金のみの高齢者は、一部の業者しかキャッシング申込みを受付けていません。ただ、こちらも収入が少額だから審査に通らないという場合も、申し込み者が高齢なのが理由の場合もあるので、明確な理由を突き止めるのは難しいです。
もしキャッシング審査に通過しても、学生と同様10万円以下に設定されることが多いです。
申し込み者が外国籍
外国籍でも、在留カードさえ提示すればキャッシングの申込みが可能です。中には、在留カードを所有している他に一定以上の日本語力を求めるところもあります。
ただ、中には外国籍の方の申込みを受付けていないところもあるようです。また、もし審査に通過しても利用限度額は5~10万円といった少額になることが多いです。
非正規雇用・自営業者の場合
派遣社員、契約社員、パートなどの非正規雇用でも、キャッシング審査は問題なく申し込めます。非正規雇用や自営業は正社員に比べて審査通過が難しそうですが、こうした雇用形態の違いが結果を決定的に左右することはありません。
もちろん前述の通り、正社員の方がパートなどよりも評価が高いですが、どんな雇用形態でもキャッシングを十分に返済できる収益があれば審査の通過は可能です。
ただ、非正規雇用のほうが一般的に正社員より収入が少なく、勤続年数も少ないので、審査に不利になりがちです。
職業や勤務先を理由にキャッシング審査に落ちることもある?
継続して勤務しており、安定した収入がある場合は会社の性質が理由で審査落ちすることはまずありません。
ただ、風俗業、水商売などのグレーな仕事や、自営業の中でも作家や芸能人など、特に不安定な職業の場合は、それが理由でキャッシング審査に落ちることもあります。
キャッシングの審査に通りやすくなるコツ
キャッシングの審査に落ちないためには、上記に挙げられた審査に通らない理由にあてはまらないよう対策をしておくといいでしょう。ここからはキャッシングの審査に通りやすくなるコツを簡単に紹介します。
前回の申し込みから時間を置くこと
前回キャッシングの審査に落ちてしまったという方は、次回申し込む際には最低でも半年間時間を置くようにしましょう。
キャッシングの審査で見られる信用情報には、過去の申し込み情報も記録されています。過去に審査に落ちた記録が残っていると、何かしら審査に落ちる原因があると判断され、キャッシングの審査では不利になってしまうのです。
申し込み情報は半年経てば信用情報から消えるようになっているので、再度キャッシングの審査に申し込む際には最低でも半年は期間を空けるようにしましょう。
またこの記事で挙げられた理由に当てはまらないのに審査に落ちてしまうという方は、一度自身の信用情報を確認してみることをおすすめします。中には、信用情報機関が間違えて信用情報を記録している場合があるので、情報を取り消すように申請しましょう。
希望借入額を低く設定しよう
確実にキャッシングの審査に通りたいのであれば、希望借入額を低く設定しましょう。
キャッシングの審査では融資額が高くなるほど、返済のリスクが高いと判断されて審査基準は厳しくなります。
逆に融資額が少なければ、万が一返済できなくなっても損失が少ないため、審査基準も甘くなるのです。
そのためキャッシングの審査に確実に通りたいのであれば、希望借入額は必要最低限に抑えるようにしましょう。
なお、キャッシングは一度契約したあとでも、限度額の増額をすることもできるので、融資が足りなくなったときには増額を申し込むようにするといいでしょう。
使っていないクレジットカードは解約しよう
使っていないクレジットカードがある方は、申し込み前に解約しておきましょう。
特にキャッシング枠がついているクレジットカードを持っている場合、潜在的に借金を抱えていると判断され、キャッシングの審査では不利になってしまいます。
また現在所有しているクレジットカードの情報などは、信用情報に記録されているため、ローンの審査では必ずチェックされます。
キャッシングの審査だけでなく、住宅ローンや車のローンにも影響するので気をつけましょう。
解約しても審査に悪影響はない?
解約した記録も一応信用情報に残るため、解約するタイミングには気をつけましょう。
特に、初回限定でキャンペーンを行っている商品などは、すぐに解約をすると、キャンペーン目的で契約をしている顧客と思われ、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。また、短期間で一気に解約した場合にも、何か経済的な事情があったのかと不審に思われる可能性があります。
キャッシングの審査は人の目によるチェックがあることを忘れずに、相手にどう思われるか考えて行動しましょう。
既にキャッシング審査に落ちてしまった方におすすめの対策
この記事を見ている方の中には、既に一度目のキャッシング審査に落ちてしまい、途方に暮れている方もいらっしゃるでしょう。審査に落ちてしまった場合は、まずは前述したような落ちやすい要素に当てはまっていないかを確認して、改善をしましょう。
ただ、不安点を改善したところで一度審査に落ちてしまっている場合、次の審査申込みに中々踏み込みにくいですよね。今回はそんな方のために、次のキャッシング審査をより通過しやすくするポイントを紹介していきます!
事前にキャッシング審査のシミュレーションをしよう!
こちらはプロミスが公式ホームページで提供している「お借入シミュレーション」というサービスです。
申込み者の年収と他社の借入額を記入してシミュレーションを実行すると、簡単にお試し審査を依頼できます。記入情報に問題がなければ審査通過可能の画面が表示されますが、項目値に問題があると「ご入力いただいた内容だけでは、判断することができません。」と表示されます。
まずはこうしたシミュレーターを使って、キャッシング審査のイメージを掴むことが大切です。ただ、お試し審査には、過去の金融事故などは反映されないので、実際の結果と異なる場合もあることを理解しておきましょう。
中小のキャッシング会社に審査申込みをおこなう
銀行や大手金融機関のキャッシング審査に落ちてしまった方は、審査が大手より厳しくない中小のキャッシング会社にお金を融資してもらうのも1つの手です。一部の中小業者は、低年収でも審査に通りやすいだけでなく、信用情報に傷がついていても通過する事例があります。
こうした中小業者は大手よりも金利が高く、支払額はかなり増加する可能性がありますが、客観的にみて自身の属性などに問題があると感じる方は、まず中小に審査申込みをしてみましょう。
Fintechは審査が厳しくない?
現在、狙い目と言われているのがFintechを活用した次世代キャッシングサービスです。FintechはFinance(金融)とTechnology(技術)を組み合わせた造語で、ビットコインやクラウドファンディングなどがこれに当てはまります。
キャッシングサービスも提供されており、銀行や消費者金融とは異なる独自の審査基準を設けていると言われています。消費者金融や銀行のキャッシングは国・金融庁からの圧力を受けやすく、摘発防止のために必要以上に制限が加えられている部分もあります。
一方でFintechは国からの規制はまだ受けにくく、「CASH」などのサービスは通りやすいという口コミも多いです。ただ、あくまでFintechは”独自の基準”でキャッシング審査をおこなっているだけで、銀行の審査に受かってもFintechには落ちるという逆のケースも考えられるので要注意です。
金利を比較して審査の甘いキャッシング会社を見極める
審査の甘いキャッシングの見極め方は、様々なサイトで紹介されています。
しかし、キャッシングの仕組みを考えれば、金利を見て判断するのが一番間違いのない考え方です。
このように、キャッシングの審査は金利と密接な関係があります。
具体的な例で挙げれば、先ほど紹介した大手3社のうち、プロミスだけが金利は17.8%、他の2社は上限金利18.0%となっています。また、審査通過率を見てみると、プロミスが一番数字は低くなっています。
このことから、キャッシングでは基本的に金利が下がれば、審査は厳しくなると考えていいでしょう。
そのため、審査の甘いキャッシングを利用したいという場合には、金利の高い業者を利用することをおすすめします。
キャッシング審査前に不安要素は今すぐ改善!解決できない事情があればキャッシング以外の方法を考えるのも1つの手
ここまで、キャッシング審査に落ちてしまう理由と改善のコツ、すでに落ちてしまった場合の対策を紹介しました。
キャッシング審査に一度落ちてしまうと、次の審査を受けるまで一定期間を空ける必要があります。お金が今すぐ必要な場合は時間を置くことはできないので、審査ごとに全力で準備をしていきましょう。
申込み者は、最低でも前述した項目を自分に照らし、改善する必要がありますが、年収や勤続年数などはすぐに改善できるものでもありません。どうにもならない場合は、キャッシング以外の方法でお金を用意するのも1つの手です。
審査落ちのリスクも検討しながら、多角的にキャッシングのメリットを考えて申込みをしましょう。