消費者金融は審査が甘いイメージがありますが、最近では銀行カードローンも年々利用者を増やしており、今では消費者金融よりも多くの利用者と貸付残高を保持するようになりました。
実際に消費者金融と銀行カードローンでは、審査の甘さにどのような違いがあるのでしょうか。
キャッシング業者全般の審査について知りたい方はこちらの記事からどうぞ(キャッシングの審査に落ちる人の特徴と対策!審査のカラクリ教えます!)
消費者金融の審査は銀行カードローンより甘い?
消費者金融の審査は銀行と比べて甘いことには間違いありません。
銀行カードローンは個人ローン以外でも収益がありますが、消費者金融は個人ローンがメイン事業なため、少々のリスクを冒しても新規の顧客獲得に力を入れています。
審査時間も消費者金融は30分程度で終わり、チェック項目も銀行と比べて少ないようです。
確実に融資を受けたい場合には、消費者金融に申し込んだ方が確実でしょう。
消費者金融の審査通過率は?
消費者金融の審査通過率は、一番高いアコムで40%台後半となっています。
審査が甘いと言われている消費者金融でさえ、申し込み者の約半分以上は審査に落ちているのです。
しかし、消費者金融に申し込む人の中には、すでに他社から大量の借金がある方や、ブラックリストに登録されている方も多いため、初めて申し込む方などの審査通過率は更に高くなります。
銀行カードローンの審査通過率は公開されていませんが、消費者金融とは客層が違うため、単純に数字で比較することは出来ません。
銀行カードローンの審査が厳しい理由
銀行カードローンの審査では、銀行だけでなく保証会社の審査を受けなければなりません。
保証会社とは万が一返済が途絶えた場合、代わりに弁済をし、債権を引き継ぐ会社のことです。保証会社を利用することで、銀行はほぼノーリスクで融資を行うことができます。
審査を行う会社が二つになるということは、単純に審査工程が二つになるだけでなく、審査に使われる信用情報機関も二つ以上になるため、過去のローンに関するあらゆる情報が見られることになります。
そのため、消費者金融よりも信用情報のチェックが厳しいと言われるのです。
審査に通りやすいキャッシング業者と、銀行カードローンはこちらで紹介しています。
(キャッシングの審査基準を徹底解説!審査が不安な人は要チェック!)
消費者金融の審査とは?
消費者金融の審査は甘いといっても、申し込み情報や信用情報は一通りチェックされます。
特に年収や他社からの借入情報などは、入念にチェックされるため、虚偽や間違った内容の申請はしないようにしましょう。
申し込みから審査までの流れ
消費者金融の申し込み方法はさまざまですが、ネットから申し込む場合には、まず公式サイトの申し込み画面に必要な情報を入力することから始まります。
必要な情報とは、氏名や住所以外に、勤務先情報や年収などです。
また、他社からすでに借入をしている方は、債務の総額も申請しなくてはなりません。
氏名や住所は身分証明書、勤務先は電話での在籍確認、債務の総額は信用情報で確認されるため、嘘をついたとしてもばれるのでお気をつけください。
審査で見られるポイント
審査の結果に大きく影響するのが、信用情報の評価と審査属性です。
年収などを気にする方も多いですが、安定さえしていれば金額は気にする必要はありません。
信用情報
信用情報とは消費者金融やクレジットカード会社、銀行や家賃保証会社など、ローン関係のあらゆる会社が審査の際参考にする情報です。
過去のローンに関する情報が記載されており、申し込みや返済状況、現在の借入総額など信用情報を一目見れば分かるようになっています。
また、信用情報は各社が顧客の情報を信用情報機関へと集めて、加盟している業者で共有するシステムとなっているため、一つの会社で金融事故(返済の遅延や債務整理など)を起こせば、同じ信用情報機関に加盟している会社すべてに共有されるため気をつけましょう。
審査属性
審査属性とは、申し込み者のタイプを統計的に分類し、点数をつける審査の一つです。
たとえば、フリーターよりも正社員の方が滞りなく返済が行われる可能性が高いため、審査属性の評価は高くなります。
その他に、20代前半や50代後半の方よりも、働き盛りである30~40代の評価が高くなったり、賃貸に住んでいる方よりも持ち家の方の方が評価は上がったりと、様々な要素から審査属性は決まります。
消費者金融は銀行カードローンよりも審査は甘いですが、上記のように様々な点がチェックされます。決して誰でも審査に通るわけではないのでご注意ください。